銀塩カメラ。レンズ AF-Nikkor 35-105mm F3.5-4.5。Fujicolor G400で撮影し、
Olympus ES-10S フィルムスキャナでスキャンした。
Adobe PhotoDelux2.0J でファイルサイズが概略同じになるよう
圧縮率を調整した。RGB データに比べやや画質が劣化している。
例1
Q-mini で 640x480 (Normal) で撮影。69649bytes。
手前の赤いパンツに縦の線(ノイズ)がはっきり見える。
DSC-X1 で 640x480 モード(Hi)で撮影。58436bytes。
ギザギザは見えないが、まだ少し眠い感じ。
データサイズはむしろ小さい。
DSC-X1 で 1024x768 モード(SHi2)で撮影し xv で VGA 解像度に縮小。
87519bytes。さらにシャープになった。
Nikon F601QD で撮影した。74852bytes。
色情報は最も豊富で、右から2枚目の赤シャツと5枚目の青シャツが
縞模様であることが分かるのはこれだけである。
例2
Q-mini で 640x480 (Normal) で撮影。41626bytes。
壁の模様は、偽解像で本物と違う。
DSC-X1 で 640x480 モード(Hi)で撮影。41382bytes。
DSC-X1 で 1024x768 モード(SHi2)で撮影し xv で VGA 解像度に縮小。
51764bytes。壁の模様がずっと細かくなった。
木の葉のシャープさに注目
Nikon F-601QDで撮影した。62448bytes。
タイルが正方形であることは、この画像でだけ判別できる。
考察
確かに、画素数の多い方が良い結果になった。
- VGA 解像度のカメラより、XGA 解像度カメラを
VGA モードで使った方が良い。
- XGA モードで記録し画像処理ソフトで VGA に圧縮すると
さらに良い結果が得られる。
- 銀塩写真は見ためのシャープネスは XGA モデルと大差ないが、
情報はずっと豊富である。
- 元データの画質が劣っていれば、JPEG のファイルサイズでは
大きくても優れた画質の元データから作ったより小さいファイルに劣る。
その理由は、CCD では 1 ドットを 4 画素で構成しているため、
公称解像度のフルカラー画像に比べ情報量が 1/4 しかないためだと思われる。
よって、VGA フルカラー画像の情報量を得るためには、1280x960 の
130万画素モデルまたは 3CCD が必要である。
参考
似たような実験が細川君の
不定期性写真日記1998 年 1 月 6 日に出ています。
僕は保守的な性格のせいか、何をやっても細川君の後追いに
なってしまいます。
彼から「こういうのが今面白い」と聞いてもそのときには意味が分からず、
2年くらいして気がつくと真似している、っていうパターン。
天使の羽を持っているって彼みたいな人のことをいうのでしょう。